リサリサの事務所のこわいトイレの話の続きです。事務所にトイレが1つしかない
リサリサたちにとって重要なのは、ボスの外出予定。そう、ボスさえいなければ、
状況はかなり好転するのです。ボスのいない時は、気楽にお茶が飲めるほどに。
が、このボスが外出するのは、東京駅の13番ホームか15番ホームが見通せる
空白の4分だけ(「点と線」)、と、書きたいところですが、正直、けっこうよく外出
される方のようです(もちろん仕事で)。
だからこそ、なんとかやっていける、ともいえますが、うっかりボスの予定変更
を把握していないと、悲惨なことになるわけです。
さて、この話を紹介した本当の理由は、リサリサの次の言葉に感動したからです。
リサリサは言いました。
「生死一如」、だと。
生と死は切っても切り離せない。紙の裏と表。生の行き着く先が死。100%の未来が死。
安心した生を送るためには、死の問題の解決が必要不可欠。明るい未来の確定なくして、
今を心から楽しむことはできない。
それはちょうど、台所とトイレのような関係だ。
食べたり飲んだりしたものは、100%必ず、ださなければならないが、
台所で楽しく食べ飲むためには、安心していけるトイレの確保が不可欠。
いつでもいけるトイレなくして、台所での飲食を楽しめないようなものだ、と。
リサリサは、とても真剣な顔つきで、そう言ったのです。(おわり)
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