31 8月 2009

日本語教室「敬語の巻7」

Author: fu-san | Filed under: フーさんの日本語教室

☆今日のテーマ「先輩が、私に、お話ししてくださいました」☆

フーさんです。

まずは、第1回の質問内容についての“お詫び”です。

(3)先輩が、お話ししてくださいました。

まず、この質問自体が、少し不十分だったことをお詫びいたします。

そこで、質問内容を訂正して

(3)先輩が、私に、お話ししてくださいました。

と、先輩をたてるつもりで、言ったのですが、この言い方は、どうでしょうか?

同朋の里D館

これは、適切な表現では、ありません。

先輩をたてて、話しているつもりなのですが、ちょっと変な日本語になっているんです。

解説します。

「お~する」は、謙譲表現です。尊敬表現ではありません。

「話す」という動詞の連用形「話し」「お~する」が付いて、「お話しする」

「お話しする」は、謙譲表現。先輩をたてているつもりが……反対になっていたとは……。

間違いやすいところですから、お互い、気をつけましょうね。

その謙譲表現に、尊敬表現「くださる」が付いているので、この文章は、変な日本語になっています。

う~ん。難しいですね。

適切な表現は、

「先輩が、私に、お話しくださいました」

「お~くださる」は、尊敬表現なので、「して」をとるだけで、バッチリ!(「話す」「お~くださる」をつけたかたちです)

ところで、どうして、質問が不十分だったと、お詫びしたかと言いますと、先輩が、話をした相手が、だれかによって、変わってくるからです。

話をした相手が、ではなくて……、

「先輩が、Aさんに、お話ししてくださいました」

文脈上、Aさんが、「たてるべき人物」であって、かつ、先輩Aさんにくらべて「たてなくても失礼にあたらない人物」である場合、こういう言い方をすると、(Aさんが、先輩にとってもにとっても、たてるべき人の場合)、こういうように言いますと、から、Aさん先輩もたてている言い方になります。

あくまで、「」の心を表現するための文です。

以下の文も同じです。(お客様と、田中さんをたてている文)

  • 「田中さんが、お客様を、ご案内してくださいました」
  • 「田中さんに、お客様を、ご案内していただきました」

  • 「田中さんが、お客様のところに、伺ってくださいました」
  • 「田中さんに、お客様のところに、伺っていただきました」

このことについては、また、後日、お話しいたします。

【まとめ】

今まで、出てきたものを、少しまとめると、

※尊敬表現

「お~になる」

「お~くださる」

尊敬の助動詞 「れる」「られる」

※謙譲表現

「お~する」

「お~できる」

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