こんにちは、ラピンです。
今回は、トン子さんとのコラボ企画で、「バラ肉の悲劇~パスコ編~」です。
今年7月。知人のココア(=仮名)さんが、親鸞会館からほど近いショッピングセンター・パスコで買い物を終えて帰る時、事件は起きました。

夕食のおかずを買い込んだココアさんは、買い物かごをカートに乗せて、駐車場の自分の車まで押していきました。そして車のキーを取り出し、ドアを開けた次の瞬間、「バサバサバサ~」。振り返ると、急降下してきたカラスが、買い物かごの一番上に置いていた豚バラ肉のラップを破って、見事に中のバラ肉をつまみだし、「アホウ、アホウ」と飛び去っていったのです。
ラピン「カラスはアホウ、アホウとは鳴かないんじゃない?つーか、鳴いたら肉、落とすでしょ?」
ココア「ったく、つまらない男。私にはそう聞こえたのよ!」
それはさておき、夕食のメインディッシュをカラスに奪われたココアさんの身にもなってみてください。
「食べ物の恨みは恐ろしい」と、ことわざに言うとおり、食欲を妨げられた、しかもカラスに、の怒りの炎は、なかなか合点や理性のコップの水くらいで消せるものではありますまい。しかし、ココアさんは違いました。
ラピン「それにしてもひどいカラスですね。これは他因自果じゃないですか」
ココア「ううん。これも自因自果なのよ」
ラピン「ええーっ?なんで?」
ココア「だって、考えてみて。1日にパスコに出入りするお客さんは、何百人いるか分からないわ。駐車場までカートを押していく人だってたくさんいるでしょう。その中で、カラスに、バラ肉をかっさらわれたのは、私一人。カラスに肉を奪われるような原因を、私がもっていたということよ。カラスは縁になっただけ」
ラピン「カラスは縁。因は自分にある……。でもそれ、どんな原因ですか」
ココア「例えば、買い物かごのいちばん上に、肉を上にして置いたのは私。裏向けにしておけば、あるいは下のほうに置いていれば、いくらカラスという縁があっても、肉を奪われるという結果はなかったでしょう。かごのいちばん上に置いたのは私。そう私なのよ」
ラピン「まあ、確かに。カラスに肉を奪われる主婦って、あんまり聞きませんからね」
ココア「うるさいわね(ゴツン)」
ラピン「だ、だって今、自因自果だって言ったじゃないですか」
ココア「それはそれ。(でもケガしなくて幸いでしたね)とか、もう少し気のきいたこと言えないの?」
ラピン「いやあ、ケガがなくてよかったー」
ココア「そうなの。カラスに頭とかつつかれて、ケガする人もあるっていうから。それだけは、不幸中の幸いだったわ」
ふつうなら
「あのカラスめ!」
「店を訴えてやる!」
「行政を訴えてやる!」
と、どこまでも他因自果に突っ走るのがこの世の常。しかし、ココアさんは、どこまでも自己を反省し、自分のたねまきを変えることによって、たくましい未来を切り開こうとしていました。(もちろん、取り締まるべき悪い縁があれば、取り締まる必要はあります)
Leave a Reply