6 9月 2009

日本語教室「敬語の巻9」

Author: fu-san | Filed under: フーさんの日本語教室

☆今日のテーマ「お手紙」☆(番外編つき)

フーさんです。

長月・9月になりました。

気がつけば、日が暮れるのが早くなり、夜がだんだん長くなってきています。

五箇山相倉集落のポスト

これから、秋の夜長、親鸞学徒の私たちは、聞法、教学、そして、大切なあの人へ手紙……。

さて、まず、今日は、こういう質問がありました。

【質問】

自分のことに、「お」や「御」をつけてはいけない、と習ったような気がするのですが、「先生にお手紙をお出しする」と言ってもいいですか?

(親鸞会館のご法話のあと、ちょっと、あれ?と思ったことなんです。先生からのお手紙の場合は、「お」をつけるのは、当然で、たとえば、「先生から、お手紙を頂きました」という言い方は、いいと思うのですが)

また、例えば、「先輩に、ご説明をする」と自分のする説明に「ご」をつけてもいいですか?

○これについては、敬語の指針をみてみましょう。

結論は、「先生にお手紙をお出しする」は、適切な表現です。

「お手紙」「御説明」の場合、同じ形で、尊敬語の場合も、謙譲語の場合もあります。

  • たてるべき人からの手紙  →  お手紙(尊敬表現)
  • たてるべき人への手紙   →  お手紙(謙譲表現)
  • たてるべき人からの説明  →  ご説明(尊敬表現)
  • たてるべき人への説明   →  ご説明(謙譲表現)

~なるほど、どちらにも、使う表現なのですね。

(ここで、番外編)

親鸞会ご法話の昼休み、支部長をお囲みして、みんなで楽しく食事をしています。その時、ある人が、

「支部長さん、これ、おすそわけです。どうぞ」

この言い方は、どう、感じられますか?

「お裾分け」という言葉は、もらい物や利益の一部を他の人に分ける意味です。

この行為は、いいことですよね。

問題は……、この言葉は、もともと、「裾の部分」、つまり、「余り」を分け与えるという意味を持っているからです。

親しい間には、いいのですが、尊敬する相手、目上の方に、物を差し上げる時には、ちょっと、と感じる人があるかも。

「支部長さん、頂いたものなのですが、よろしかったら、どうぞ……」

と自然なかたちで、どうでしょうか。

みんなで、お互いを尊敬し合って、たのしく、食事や会話をするときの、ちょっとした、気遣いだと思います。

今日も、失礼しました。

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2 Responses to “日本語教室「敬語の巻9」”

  1. ちゃちゃ Says:

    大変勉強になりました!!!
    ありがとうございました☆

  2. フーさん Says:

    この教室が始まって、いちばん

    勉強させてもらっているのは、私です。

    ありがとうございます。

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