20 9月 2009

むぎや祭で諸行無常を感じる

Author: monta | Filed under: 親鸞会もん太のどこまで脱線するの?

もん太@射水市民です。

昨日から、日本全国おしなべてシルバーウィークで大盛り上がりのようですが、もん太はつい最近まで、うっかり「お年寄りを大切にしようぜっ!」という、敬老精神ムキ出しのキャンペーン期間かと思っていました。どうやら、5月の大型連休をゴールデンウィークというのに対して、この9月の大型連休をシルバーと言ってのけているようでございますが、5月の連休は「こどもの日」があって、如何にも子供モードっぽいので、9月くらいはお年寄りモードということで理解していこうと思うよっ!

でも、シルバーウィークに限らず……、

お年寄りはいたわっていこうぜっ!!

さて今日は、親鸞会的には親鸞会館にて『観無量寿経』に描かれている王舎城の悲劇について、高森顕徹先生からお話を聞かせていただいたかと思いますが、もん太もご多分に漏れずに聴聞させていただきました……で、おそらく親鸞学徒の皆さんはブログにその感動を書き綴り、数日後の親鸞会ブログポータルには、そういう記事が花咲くことかと思いますので、脱線がモットーのもん太は「空気を読まずに」脱線していこうと思います。

……ということで、今回は南砺市城端地区について書こうと思うよっ!!

南砺市といえば、ブログみ法の里 南砺さんの活躍されるフィールドですが、射水市ではないので、今回は本格的に“脱線ネタ”かと思います。

……で、城端駅にやってきました。

城端駅前は完全に「むぎや祭」のムードでした

城端駅前は完全に「むぎや祭」のムードでした

日ごろは静かな駅前ですが、提灯があったりするわけですね。

そう、城端が誇るむぎや祭が、この土日に行われたわけです。

親鸞会的には「祭り」というとピクピクッとしてしまうところかと思いますが、五箇山民謡の麦や節が町中で披露されるという、神信心とは全く関係のない踊りのイベントですので、ご安心ください。

まあ、町中でこんな感じに踊られるのですよ……。

麦や節は男の踊り手がカッコイイぞ!

麦や節は男の踊り手がカッコイイぞ!

黒の紋付袴に白のたすきがけ!一尺五寸の杣刀を腰に差して、笠を持った勇ましい格好で踊る男の踊り手。先日、もん太がお邪魔したおわら風の盆が女性メインで優雅なのに対して、こちらは男の踊り手がカッコイイですね。

五箇山民謡には平家の落人の心情が込められているようだ

五箇山民謡には平家の落人の心情が込められているようだ

テンポの良い麦や節に合わせて、笠をクルクル回しながら、静と動の踊りをしていくのですが、随所にあるピタッと止まる部分が決まると良いですね。

もちろん、女性の踊りもあります。

もちろん、女の踊り子さんも花があっていいよっ!

もちろん、女の踊り子さんも花があっていいよっ!

こちらは、幾分、華やかなのですが、おわらとかに比べるとキレの良い動きですね。女性も白たすきしていますし……。

……で、この麦や節ですが、高森先生のご説法にもたまぁ~に登場するのはご存知でしょうか?源平の合戦で敗れた平家の落ち武者が、治外法権の比叡山へ逃げていったように、富山県の五箇山にも逃げていったと言われ、その落人たちが歌った悲しい歌が「麦や節」と言うんですね。

まあ、「麦や節」というのは、歌い始めが麦や菜種は……」となっているから、そう呼ばれるのだそうですが、この歌詞にはこんなのがあります。

浪の屋島を遠くのがれて来て 薪こるてふ深山辺に
烏帽子狩衣脱ぎうちすてて 今は越路の杣刀

平家ではない者は人間ではないと、栄耀栄華を誇った平家も、源氏との合戦に敗れて秘境の地に隠れ住み、変わり果てた身分を嘆き、過去を思い出して歌っているのがよく分かります。

また、「麦や節」と共に有名なのが、音楽の教科書にも登場するこきりこ節

音楽の教科書にも出ているこきりこ節

音楽の教科書にも出ているこきりこ節

これには、「手踊り」「しで踊り」「ささら踊り」の3種類があるようですが、有名なのは、上の写真の「ささら踊り」ですね。「ささら」とは、小さなヒノキの板を108枚、紐で結わえてあるもので、鳴らすとシャッと気持ちの良い音がします。これを持って鳴らしながら踊るのですが、この「こきりこ節」にも、こんな歌詞があります。

波の屋島を遁れ来て 薪樵るてふ深山辺に
烏帽子、狩衣脱ぎ棄てて 今は越路の杣刀

ほとんど、麦や節と同じ歌詞ですね。

考えてみれば、日本でもっとも長い時代を築いた徳川時代も今では形もありませんし、世界最大の帝国と言われたチンギスハーンのモンゴル帝国も今ではその勢力はありません。一国を支配したと言っても、長短があっても必ず滅んでいくものなんですね。その為に、一生を費やしていく……何とも空しいではないですか!

親鸞聖人が教えていかれた滅ぶことのない、絶対の幸福の身に救われることに全力を傾注したいものです。

さて、今回のむぎや祭には、さまざまなぼんぼりが立っていたのですが……、

城端の誇るアニメ会社「P.A.WORKS」のぼんぼりもあった

城端の誇るアニメ会社「P.A.WORKS」のぼんぼりもあった

こんなぼんぼりがありましたね。

「(株)ピーエーワークス」

だそうです。

何の会社かと言いますと、知る人ぞ知る城端のアニメ製作会社のP.A.WORKSさんのことなんです。

どうやら、昨年製作された恋愛アニメが城端をモデルにしているようでして、そのタイトルがtrue tearsと言います。これが大ヒットしたようで、城端の観光に一役買っているそうな。町中には、むぎや祭のポスターが貼られていたのですが、

true tearsとのコラボで城端のポスターもあった

true tearsとのコラボで城端のポスターもあった

上の写真の左のポスターのように、true tears仕様の城端ポスターまで存在しているのです。

それで、このアニメの中に登場する場所などは、それぞれにモデルとなる場所があって、かなり忠実に描かれているというだけあって、このアニメのファンの間には「聖地巡礼」といいまして、その場所を巡っていくというのがあるようです。

……で、今回、むぎや祭で撮影をしていて、ちょっと変わった軍団に遭遇しました。

“”

“聖地巡礼”中のtrue tearsファンらしき方々

一般の観光客は、大通りで行われている「じゃんとこいむぎや」を見ているか、麦や節の町中での披露を追いかけるように動くのですが、全く違った動きをしている軍団……。

ちょっと、ヲタっぽい空気をかもし出し、片手にはコンパクトデジカメ。もう片方には、ポケットアルバム。アルバムと周囲の風景を見比べながら「あっ!ここだ!ここ!」とテンションアゲ♂アゲ♂でカメラに収めている。みんな、二十歳前後の男性みたいだ。おそらく、true tearsファンによるオフ会なのだろうか?あのポケットアルバムには、アニメのキャプチャーが収まっているのだろう。

これはこれで、城端の町並みの味わい方としてアリだと思うが、もん太は少々距離を置いてしまうのでした。こういう聖地巡礼もいいけど、真の聖地親鸞会館にも是非どうぞ!

ちなみに「true tears」って、こんなのです。

そして、この会社、富山の観光用のアニメもかなりのクオリティで作っているっぽいよっ!

まずは、立山連峰のPRから。

そして、富山湾!

とどめは、世界遺産の五箇山!

みんな、城端に行ってみようぜっ!!

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