もん太@射水市民です。
今、富山県民の最大関心事かどうか分からないのが北陸新幹線の工事だったかと思います。かなり派手に工事が進められているのですが、沿線に住んでいない人からすれば他人事でございます。
しかし、親鸞会のビルは北陸新幹線の真正面!
どう考えたって他人事ではないし、個人的には、この親鸞会のビル屋上ほど北陸新幹線のベスト撮影スポットはないと思っております。以前にも当ブログで紹介しましたが、親鸞会のビル屋上がどうしてベストスポットと言えるのか……。

親鸞会のビル屋上からは立山連峰方向から迫る北陸新幹線の現場が見える
北陸新幹線の高架の高さは大体、ビルの3階くらいの高さになってしまうので、そこを走行する車輌を撮影しようと思ったら、それよりも高い場所でなければならないということを思うと、親鸞会のビルはダブルスコア以上でクリアしてしまうので、まさしく、
「高い所から、失礼します」
で、北陸新幹線を高見の見物ができてしまうわけです。
更に、上の写真では霞がかってしまって分かりにくいのですが、天気が良ければ、この延長状に富山県のシンボルである立山連峰を眺める事ができるのです!つまり、立山連峰から迫る北陸新幹線を余裕で撮影できてしまうという、撮り鉄からすれば垂涎の撮影スポットとなってしまうわけです。
ただ、もん太は撮り鉄というより「工場萌え」というか「工事現場萌え」でございますので、基本的な工事からアクロバティックな工事までチェックするのが大好きなわけです。従って、
北陸新幹線は開通するまでがオモシロい!
……がもん太の持論でございます。
そういう観点でいきますと、現在のところ、いずれの区間も楽しげなのですが、イータウン横の区間が垂涎モノでございます。ただ、眺めてみましても、

同様に親鸞会のビルから高岡市方面を見ると少々気になる区間があるのだ
やたら進んでいるように見えるしね!富山市方面よりも大きめの道路を何本も横切っていく区間が多く、高岡市方面の区間は大層オモシロいのです。ちょっと望遠で見ますと……、

だいぶ高架の工事が進んでいるようで、走行ラインが何となく想像できる
もう、ルートが見えちゃっているし、住宅街の中を「ちょっと御免よ!」と言わんばかりに貫いている感じがウハウハですね。そして、随所に見える門型クレーンは、プレキャスト桁を組み立てる製作ヤードでございまして、何となく、どんな工事をしているのかが分かってしまう♪
それで、親鸞会のビル付近で気になる現場がココ。

親鸞会のビル近くの本開発(中)交差点。赤ラインに高架をどう工事する?
イータウン横の「本開発(中)交差点」。
親鸞会や小杉ICから富山新港を結ぶ片側2車線の国道と、富山方面から高岡方面へと延びる片側1車線の道が交差する大きめの道でございます。富山新港という大きな港から小杉ICの間には、コンテナを載せたトレーラーが1日に何台も通るので、この交差点を何日も封鎖して工事なんてできないよな……と心配してみたりするわけですね。

左奥の橋脚から右手前の橋脚まで橋桁を渡す工事があるはずだ
そう、この交差点は橋脚から橋脚までのスパンが非常に長いので、橋桁としても相当な強度が必要になってくるはずだ。そんなに大きな橋桁をいかにして渡すか……。親鸞会の法友と会話していても、結構、盛り上がる話題だったりします。
ちなみに、ちょっと別の場所の北陸新幹線の高架は、どんなものがあるかと言いますと、

だいぶ工事が進んだ場所では、色々な高架の種類が見ることができる
こんな感じですね。
いくつも橋脚を立てられるような場所は、細い橋脚2本セットを短いスパンで立てていき、その上に薄い厚さの橋桁を渡していくというものですね。上の写真では左側ですが、見るからに低コストです。
しかし、片側1車線の道路を横切るとなると、スパンは長くなり、橋桁の強度も要求される為に厚みも増してきます。上の写真なら右側ですが、橋脚も太いものを1本用意していて打設も大変そうだ。
ちなみに上の写真なら道路を直角に交差していくような高架なのだが、場合によっては道路を斜め横断していく高架もあるのだ。そうなると、道幅は狭くてもスパンは長くなり特殊な形になってきます。それが、これだ。

道路を微妙な角度で渡る場所には見事な横梁で中継している
道路を斜めに横断するとなると、真ん中に1つ橋脚を設けたいところだが、そこは道路のど真ん中なので道路の両側に橋脚を1つずつ立てて、そこに横梁を通し、それで橋桁を支えるという仕組みになっている。
正直言って、カッコ良すぎる。持って帰りたいくらいだ。
さて、そんなに太くない道を渡るだけならば、一般的にはプレキャスト梁を数本載せていく工法がとられているようだ。

交通量が少なく道幅も狭い所は、そんなに難しい工事ではないようだ
上の写真は、2車線もない道路だが、道を塞ぐことなく工事が進んでいるようだ。この橋桁の断面を見てみると、

こんなI型をしたプレキャストコンクリートを6本並べて橋桁にするようだ
こんな感じ。鉄道のレールにも似たI型のプレキャスト梁を6本並べていくというもの。この工法は、ここだけではなく、結構いろんな所でも見られるし、北陸新幹線のみならず、国道8号線の鏡宮高架橋も確か、この方法だったと思う。
このプレキャスト梁ですが、現場の横に、

工場ではなく、現場横にヤードを設け、そこでコンクリートの打設をしている
こんな製作ヤードを設けて、I型の型枠を組み立てて、ある意味、現場打設だけど、橋脚と橋脚の間に型枠を作ったりする手間が大幅に省ける工法だ。ここで出来たものをクレーンで吊って橋脚に載せていくわけですが、そういう場面に遭遇していないのは、夜にやっているからだろうか?
是非、見たい。
さて、親鸞会のビルに戻ってみよう。本開発(中)交差点の現場くらいでしか見ない風景がそこにはあった。

個人的に通称「空母」と呼んでいる現場は他に見たことがない
もん太が個人的に「空母」と呼んでいる現場だ。巨大な橋桁を組んでいる手前に空母のカタパルト甲板のような鉄骨のようなものが延びている。何度見てもテイクアウトしたくなる衝動に駆られるわけですが、こういうパーツがあるというのが、本開発(中)交差点の現場だ。
横から見ると、

この先端に向けて細くなっていく鋼鉄のパーツは手延機ではなかろうか?
この鉄骨部分の長さはかなりあり、しかも、交差点に向けて幅が狭くなっていっている。
今まで、イータウン横の区間は、広い敷地があるから現場打ちの橋桁かと思っていましたが、もしかして、これは、かの有名な「送り出し架設(送り出し工法)」なのでは?と推測してみた。
通行止めにできない交差点などでは使われる工法らしく、交差点のスパンの延長上で橋桁を組んでしまって、それを滑らせるようにして送り出し、目指すところに橋桁を架けてしまうというもの。
そう考えれば、この空母の先にある鉄骨は送り出し架設の特徴である「手延機」であることが分かる。橋桁のバランスを取ったりするために、装着されるものらしいが、手延機と橋桁の継ぎ目辺りを見てみると、

金属部分、コンクリ部分共通して、下には赤い鉄の台で支えられているようだ
鋼鉄製の手延機の下だけでなく、橋桁の下にも同じように赤い鋼鉄が置かれている。この場所に取り付けられる橋桁なら、橋桁の下にこんなものはないはずだ。やっぱり、この赤い鋼鉄の上を滑らせるようにして交差点に架けるのではないか?
橋桁の下をアップしてみた。

コンクリ部分の下にはジャッキのようなものが沢山見られる
やっぱり、いくつかのジャッキのようなものが立っており、橋桁を支えている。
そして、送り出される先にある橋脚の両側には、

橋脚の両側に水平に設置されているジャッキも気になる
こんな水平に取り付けられているジャッキのようなものがあった。これで挟みながら送り出していくのだろうか?
送り出されるとしたら、

この巨大な橋桁が水平移動するとは考えにくいが……
これだけの巨大な橋桁が水平移動することになる。まさしく、日本の伝統「曳き屋」のようなものではなかろうか?
ちなみに、この交差点の近くに「工事予告」が立っていた。
新幹線建設工事のため 本開発中交差点通行止
平成23年8月20日 22時〜翌日6時まで(夜間)
とのこと。
これ、絶対、送り出しをするんだ!しかも、あんな巨大なものを8時間でやってみせるのか……。これは見たい!見たいけど、翌日は日曜日だしね!親鸞会の俺たちは聞法があるのだよっ!……ということで、徹夜で見物は無理っぽいです。
ちなみに、この1晩では、交差点の中間にある橋脚まで送り出し、その後、追加で橋脚を組み立て、更に後日送り出して本開発中交差点を渡してしまうのだと推測している。
まあ、なんせ最大の見せ場があるようですので、見物してみたい方はどうぞ。
ではでは。

ツッコミ大歓迎!