12 3月 2012

親鸞会 富山会館の遷仏会でした

Author: もん太 | Filed under: 親鸞会館

もん太@射水市民です。

昨日は、3月11日。あの国難とも言われた東日本大震災から、ちょうど1年が経ち、テレビや新聞では、そのことで特集が組まれ、日本のみならず世界各地で追悼行事が行われていました。

テレビに映し出される映像は、1年が経とうとしているのに、なかなか減らない瓦礫の山。そして、変わり果てたままの市街地の様子でした。少しずつ復興が進んでいるとはいえ、あの大津波が残した大きな傷跡は、そう簡単に癒えそうもありません。

しかし、大地震と大津波が残した大きな傷跡とは、そういった物質的なものだけではありません。この災害で多くの尊い命が奪われ、そのことによる心の傷の方が、大きすぎるように思います。各地では、追悼行事に足を運ぶ人、地震が起きた時刻に自分が居た場所に行く人、大切な人を亡くした場所に行く人など、老若男女がそれぞれの14時46分を過ごされ、涙を流しておられました。そして、テレビのインタビューに「とにかく前に向かって進むしかないと思います」と答えられる方が映し出されました。

その時、「前」とは何だろうと思うのでした。少しずつでも震災で失ったものを取り戻していき、震災前の状態まで復興していくことを仰っているのかもしれません。若い女性が「当たり前と思っていた日常が幸せだったことに気づきました」と言われていました。朝起きて、朝食食べて、学校や職場で勉強や仕事をして、帰宅して、夕食食べて、お風呂に入って寝る。そんな、ささやかな毎日が当たり前ではなく、幸せだったということなのだと思います。そんな毎日が再びやってくるように願ってのことでしょう。そして、復興したならば、二度と大津波などで流されないようにと、津波が届かないような高台に住居を移転する人も多いと聞きます。

そこで、ふと疑問に思いました。確かに「当たり前と思っていた日常」が、いつまでも続けば幸せかもしれません。いつまでも続くようにと、高台に住まいを移すのだと思います。しかし、大地震や大津波が来ようと来まいと「当たり前と思っていた日常」が突如、終わる時が誰にも必ずやってきます。それが、自分の死です。このブログを書いているもん太にもやってきます。これは、高台に逃げようと、地震大国である日本から脱出しようと、地球から脱出しようと逃げ切れるものではありません。そして、その「当たり前と思っていた日常」が幸せであればあるだけ、終焉を迎えた時の苦しみは大きいものなのです。

そういうことを思うと、東日本大震災で多くのものを失った以上の苦しみが、東北地方の人だけでなく世界中の人にやってくるわけです。私、もん太も例外ではありません。それも100%確実なことです。さて、その準備がなされているでしょうか?覚悟がなされているでしょうか?

その解答が教えられているのが釈迦の説かれた仏教であり、浄土真宗を明らかにされた親鸞聖人です。

親鸞会のある富山県は、真宗王国と呼ばれ、浄土真宗の盛んな土地であります。その富山県の県庁所在地の富山市に、この度、富山会館が建立され、東日本大震災から1年目の昨日、遷仏会が勤修されました。

富山会館(Photo by 親鸞会)

遷仏会の朝、富山会館の上空は真っ青な青空が覆っていました!

昨日のブログにある写真をご覧になられてもお分かりかと思いますが、決して良い天気ではなかったのですが、昨日の天気は朝から快晴でした!もん太にしてみれば、富山会館で初めて見る青空だったかもしれません。

あまりにものどかだったので、午前の準備とリハーサルに来ていた法友と「いやぁ〜、結構な天気だね。遷仏会日和だねぇ!」と話しておりました。そこで、ある年輩の法友が「天気予報では、午後から雪が降るそうだよ」と言われました。西の空を見ても雲はなく、それどころか遠くまで澄み切った青空です。「まさか〜」と笑っておりました。

富山会館で初めて行われる大きな行事なので、車社会の富山ですから駐車場もしっかり確保しなければなりません。昨日の富山の大学生による除雪作業のおかげで、駐車場は大変広く確保できました。

駐車場(Photo by 親鸞会)

前日の準備で大学生が除雪に頑張って、広い駐車場も確保できました

どうです?奥には遷仏会の係の車をまとめて駐車し、手前には広い駐車スペース!これなら何とかなるでしょう。

昨日の準備で富山会館の玄関には仮ではありますが「浄土真宗 親鸞会 富山会館」という看板が取り付けられました。やっぱり、これがあると親鸞会の会館らしくなります!

玄関(Photo by 親鸞会)

玄関には仮の「浄土真宗 親鸞会 富山会館」の看板が取り付けられました

昨日、取り付けたばかりですが、近所の人が何人か看板を覗き込んで「親鸞会の会館なの?本部はどちら?」と聞いてこられたそうです。地元密着の会館ですから、近所の皆さんもお参りされることを念じております。

さて、あまりに天気が良いので、富山会館の屋上に上ってみました。富山会館は鉄筋コンクリート造で陸屋根の為、平坦で歩きやすいです。雪も融けておりました。そこから南東方面を見ますと、

立山連峰(Photo by 親鸞会)

屋上からは北陸自動車道越しにスッキリと立山連峰が望めます

青空の下、雪化粧した美しい立山連峰を眺めることができました。しかも、手前は北陸自動車道。本当に景色が良いですね。

ついでに、親鸞会の本部会館がある射水市方面を見てみましょう。西側ですね。

親鸞会館方面(Photo by 親鸞会)

屋上から親鸞会館方面の西側を眺めました。綺麗なもんだなぁ〜

こんな感じです。手前は富山会館の駐車場で、土手のようなものは北陸自動車道です。そして、その奥には、立山連峰ではありませんが、雪化粧した山々を眺めることができます。逆に言いますと、北陸自動車道を新潟方面に向かって走ると、富山会館はよく見えるのです!

そうしているうちに、お昼も近くなり、遷仏会に参詣される皆さんが続々と到着しました。

参詣者(Photo by 親鸞会)

昼前に続々と遷仏会の参詣者が到着。立派な会館に皆さん笑顔です!

プチリフォーム前の富山会館を知っているだけに、僅かですが会館らしくなった富山会館を見て、笑顔でした!まさに、私たちの会館ですからね。わが家に帰ってきたような、イイ顔をしていらっしゃいました。

そして、お昼から皆で、おときを頂きました。

おとき(Photo by 親鸞会)

昼に皆さんと一緒に、おときを頂きました♪

大きな窓から暖かい日差しが差し込み、僅かな暖房でとても暖かい講堂です。周囲を囲んでいるヒバの壁の効果もあってか、とても和やかな雰囲気でおときを頂きました。

いよいよ、遷仏会開始の13時30分!司会より「只今より浄土真宗 親鸞会 富山会館の遷仏会を行います」の挨拶のあと、正御本尊をお迎えして最初の正信偈の勤行を行いました。

勤行(Photo by 親鸞会)

富山会館に正御本尊をお迎えし、初めての正信偈の勤行です

やはり、みんなで声を合わせての勤行は良いですね。今はまだ、仮の小さな御仏壇ですが、早く現在製作中の御仏壇が完成して、正御本尊をお迎えしたい気持ちも強くなりました。

上の写真では、プロジェクターやらスピーカーなどがゴチャゴチャと設置されてしまっていますが、これからのリフォーム工事で映像や音響に定評のある親鸞会の小矢部会館と同等のプロジェクターやスピーカーが天井に取り付けられる予定です。何といっても「仏法は聴聞に極まる」ですし、富山会館は聞法道場でありますから、聞法に最適な空間にしなければならないと、講堂のどこでも聴聞しやすい環境にする予定です。その為に、親鸞会の正本堂などの音響に携わったプロフェッショナルなスタッフの協力もいただいて、設計を進めております。プロジェクターやスピーカーは天井に取り付けられますので、前まで参詣者が座ることができます!

さて、勤行が終わり、浄西秀行先生より富山会館についての説明がありました。

会館の説明(Photo by 親鸞会)

勤行の後は会館の説明があり、正式な落慶に向けて決意新たに!

富山県内で呉羽山を越えて最初に建立された富山会館ということで、この会館の意義は非常に大きいです。その会館の本格的なリフォームがこれから始まりますが、まず御仏壇は滋賀県の親鸞会の法友が現在製作中で、宮殿の下の須弥壇まで組み立てが終わっているそうです。これから、宮殿を組み立て、漆や金箔などで仕上げていくそうですが、ちょっと変わったことも施されているそうです。そうなると、まずます完成が楽しみですが、7月中には完成するのではないかとのことです。いやぁ〜、楽しみです!!

この後は、親鸞会の2名の法友より決意発表がありました。

決意発表(Photo by 親鸞会)

親鸞会の法友2名から、決意発表があり実に感動しました!

富山県には、既に親鸞会館や高岡会館があり、更に小矢部会館も落慶しました。しかし、それらは呉西地区にまとまっており、広い呉東地区には1つの会館もなかったのです。その呉東地区に真実を広めていく南無六字の法城として富山会館が建立されることとなった喜びを語っていただきました。

そして、休憩を挟んで高森顕徹先生のビデオご法話を聴聞させていただきました。

ビデオご法話(Photo by 親鸞会)

休憩を挟んで、高森顕徹先生のビデオご法話を聴聞いたしました

演題は「若不生者のちかいゆえ……」のご和讃についてでした。

カーテンも遮光性が高く、映像も見やすかったですね。音も響かず良かったのですが、リフォームが完成すれば、更に明るいプロジェクターが設置され、聞きやすいスピーカーも取り付けられます。一層、聴聞しやすい聞法道場になるんですね!楽しみです。

最後に、皆さんと一緒に記念写真を撮って終わりました。

記念写真(Photo by 親鸞会)

最後に皆で記念写真を撮りました。「はい、チーズ!」

この頃、外はというと……、

満車の駐車場(Photo by 親鸞会)

ビデオご法話が終わる頃には、駐車場もいっぱいでした

駐車場は参詣者の車でいっぱいでした。空は、青空が一転して曇り空。

実は、ビデオご法話の最中から強風が吹き始め、みぞれから雪に変わるような大荒れの天気になってしまいました。朝はあんなに天気が良かったのに「まさか」と思った天気の激変が起きておりました。

ちょうど、東日本大震災が起きた時間帯くらいから荒れ始めたのですが、あの大震災が起きたときも、起きる直前まで誰もが「まさか」と思っていたことでしょう。しかし、あの一瞬で「まさか」が悲劇の一瞬になってしまいました。

時あたかも東日本大震災から1年目の3月11日に行われた富山会館の遷仏会。朝の文句なしの快晴の天気を見て、誰もが午後から大荒れの天気になるのは「まさか」と思っていたでしょう。しかし、あの地震が起きた時間帯から大荒れの天気になり「まさか」ではなくなりました。天候もまた今日あって明日なき命であることを教えてくれたようです。富山会館の遷仏会で、真の復興とは一人でも多くの方に親鸞聖人の「平生業成」の教えをお伝えすることと思わずにおれませんでした。

これから一層、奮起したいと思います。

ではでは。

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