18 6月 2013

ホタルの動画撮影を実験してみた

Author: もん太 | Filed under: つぶやき

もん太@射水市民です。

今日から、親鸞会のある富山県も、平年の6日遅れくらいで梅雨デビューしたわけでございますが、こんな季節にはホタル鑑賞が話題となります。

当ブログでも、ちょっと前に親鸞会に参詣ついでに浄土寺ホタルを鑑賞&動画撮影なる記事を書きまして、親鸞会の法輪閣と同朋の里の間にある浄土寺集落のホタルを紹介しております。それ以降も何かにつけ、ホタル撮影に行っております。先週末くらいには地元紙やらNHKやらで紹介されたこともあって、見物客も増えて静かに撮影を楽しんでいる場合ではないのですが、まあ報道前にだいぶ撮りましたのでいいでしょう。

先週末に、ちょっと少ない時に撮ったホタル写真がコレ。

ホタルの乱舞(Photo by 親鸞会)

親鸞会の側の浄土寺集落ではホタルの乱舞が見られる

こんな感じに、ホタルの写真を撮ったりする人は少なくないのですが、もん太は、あまりチャレンジする人のない動画撮影にもチャレンジしてみました!その様子は先ほどのURLをご覧いただければ幸甚ですが、一応、別バージョンを埋め込んでおきますね。

まあ、こんな感じなのですが、当ブログを見た親鸞会の法友やら、そうでないお友達やらから、

「動画どころか、写真も撮れないんですけど……」

というご意見も頂きました。これは浄土寺の現地で撮影していても、見物客の皆さんから聞かれる声なのですが、ホタルをそれなりにシッカリ撮りたいのであれば、それなりの機材が必要となりますので、もん太なりに撮影の方法などについて触れてみたいと思います。

まず、もん太がホタル撮影で使用しているカメラは、デジタル一眼レフであるNikon D800というカメラ。これに、大口径ズームレンズのAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIを装着しております。

Nikon D800(Photo by 親鸞会)

35mmフルサイズのデジタル一眼レフであるNikon D800

こんなカメラで撮影しているわけですが、ホタル鑑賞に訪れる方の中には、写真を趣味としていらっしゃる方もおられて、デジタル一眼レフを持参されて来られる方もおられます。しかし、多くの方は、コンパクトデジカメやビデオカメラ、そして、ケータイやスマートフォンを持ってこられます。まあ、ついでに写真や動画を撮ろうと思っておられるんでしょうけど、それらの機材を使われている方は決まって、

「全然写らな〜い!」

とおっしゃいます。

そんなわけで、どうして写らない(……というより、キレイに写らない)のか、もん太所有の機材で、ちょっと検証してみました。

まず、ビデオカメラ代表として、もん太が子供を溺愛撮影するために入手した、SONYのハンディカムであるHDR-CX550Vというもの。

SONY HDR-CX550V(Photo by 親鸞会)

SONYのハンディカムHDR-CX550Vは1/2.88型CMOSセンサーを搭載

もはや、生産終了モデルですが、現行のハンディカムに劣らぬ性能の持ち主です。Gレンズに裏面照射型CMOSセンサーのExmoeRを搭載していますからね!暗い所に強いと期待しております。

そして、大半の見物客がお持ちであったスマートフォン(ケータイでもいいよ!)。まあ、もん太はApple信者でもありますので、ここではAppleのiPhone5に登場してもらいます。

Apple iPhone5(Photo by 親鸞会)

AppleのスマートフォンであるiPhone5にも頑張ってもらった

これらの機材をガチャガチャと運び込んで、浄土寺集落へ到着〜♪

少し明るいうちからセッティングしました。その方がピント合わせもしやすいのです。場所取りもできるしね!

ホタル動画撮影(Photo by 親鸞会)

こんな感じにカメラをセットしてホタルの動画を撮り比べてみた

それで、撮ったのがコチラ。

【Nikon D800】

さすがはデジタル一眼レフ&大口径レンズの威力といいましょうか。この日は、ホタルも少なく光り方も弱かったんですが、これだけ撮れています。注目して頂きたいのが、手前や奥のホタルの大きさの比較です。そして、光のボケ方ですね!

ちなみに、Nikon D800はデジタル一眼レフの中でもプロ仕様でありますが、これに関しては、エントリーモデルのデジタル一眼レフでも問題ないと思います。ただ、その際は三脚は必須ですね。

【SONY HANDYCAM HDR-CX550V】

正直なところ、よくここまで写ったな〜っ!という感想ですね。ただ、Nikon D800とは明らかにホタルの光の大きさが違います。小さな光の点が動いている感じですが、奥のホタルは写し切れていません。また、手前のホタルも少し奥のホタルも殆ど同じように写っています。

【Apple iPhone5】

絶対写らないだろう……と思って撮ったものですが、わずかに写っているのに驚き!しかし、これを撮ったのは、先の2つの前の日でして、この記事の最初の動画と同じ時です。ホタルの数は多かったんですが、こんな感じですね。何もわざわざビデオ撮影しなくてもいいだろう、という感じです。縦位置で撮ってしまったのは失敗でした……。

さて、これらを見比べてみてデジタル一眼レフが抜群によく撮れているのにお気づきかと思います。

ホタル撮影が、普通の子供の運動会などの撮影と何が違うかと言いますと、暗闇での撮影ということですね。ですから、重視されることは暗闇の中で僅かな光をキャッチできるか否かということです。

ただ、僅かな光ということだけ着眼しますと「それならシャッタースピードを遅くすればいいじゃん」と言われます。どういうわけか、意外と多くの人が、暗い所の写真はスローシャッターで撮るというテクニックを知っているんですね。恐らく、暗い所で撮影したことがあるからでしょう。そうなるとブレ写真の量産になりますが、暗い所になると、カメラが自動的にシャッタースピードを遅くして露光時間を増やして明るく撮ろうとしている、という知識はあるようです。

しかし、それは動いていないものを撮る場合に有効です。

シャッターを開けたままにして、動いていない光を狙っていれば、ジワジワと露光して写真に写るわけです。しかし、動いているものを撮る時は、その物体がその場所にいるのは瞬間的なので、シャッタースピードを遅くしたところで、同じ場所でジワジワと露光するワケにはいかないのです。

そうなると、瞬間的な弱い光を如何にして捉えるかということになってくるのですが、そこで大事なのが感度ということです。

よくテレビなんかで夜行性動物を撮影する時に、高感度カメラなんていうものを使われていますが、僅かな光を明るく写すことのできるカメラは感度が高いわけです。

そういう感度はカタログを見てみると「ISO」で表されているのですが、この数字が大きければ大きいほど、暗いところでの撮影に強いということになります。ただ、感度を上げると、ノイズが増えてしまうので結果的にザラザラの写真になってしまうので、なるべくなら感度は落として撮影したいもの。いろいろと悩みは大きいのです。

そういうことで言っていきますと、デジタル一眼レフは高感度撮影に強く、ケータイやスマホは弱いことが分かります。

その理由の一つとして、センサーサイズが挙げられます。イメージセンサーと言いますが、CCDやCMOSと言われるもので、これは昔のカメラでしたらフィルムに該当するものです。ここに光が当たると電気信号に変えられてデジタル画像として記録されるわけですね。そのセンサーサイズが、下の図のように違うのです。

センサーサイズ比較(Photo by 親鸞会)

光を電気信号に変換するCMOSセンサーのサイズがこれだけ違う

如何ですか?全然違いますね?

言うまでもなく、センサーサイズが大きいほど1つの画素のサイズも大きくなって、その分、沢山の光を受けることができます。厳密には仕組みが違いますが、例えるならば、面積の広い太陽電池と狭い太陽電池では、広い太陽電池の方が発電量が多いようなものです。そうなると、僅かな光も受けられますし、ノイズも減るわけです。これはカタログでも「1/1.8型」なんて表現されていると思いますが、数字が大きければ大きいほど、センサーが大きくなり、暗いところに強くなります。

あとは、レンズのサイズです。

今回使用したレンズの大きさを比較してみました。

レンズサイズ比較(Photo by 親鸞会)

単純に口径で比較できないが、レンズサイズに、これだけの差がある

これまた厳密には、こんな単純なものではないのですが、赤い丸をレンズサイズだと思ってください。全然違いますね!カメラの窓みたいなものですが、この穴が大きいものと小さなものでは、どちらが多くの光を取り入れることができるかということを考えていただければ、言うまでもありません。

人間でも、目をぱっちり開けている人と薄目を開けている人では、見える世界の明るさが違いますし、窓の大きな部屋と小さな部屋では、室内の明るさが違うようなものです。

あと実は、これが先ほどの動画のホタルの大きさにも影響しているのです。レンズが大きいと被写界深度といってピントの合う範囲が狭くなります。そうすると、手前や奥のものはボケるのですが、そのボケのお陰で、Nikon D800で撮影したものは、手前のホタルがボンヤリと大きく写っているわけです。

これも人間の目に置き換えていただければ分かりますが、モノが見えにくい時は目を細めますよね?それと同じで、光が入ってくる穴の大きさを小さくすることでピントの合う範囲を広くすることができるのです。その為、ビデオカメラやiPhoneで撮ったものは、手前のものも奥のものも対して変わらないように見えるのですね。

ちなみに、センサーサイズが大きいカメラと言いますとデジタル一眼レフですが、最近はミラーレス一眼と呼ばれるカメラやハイエンドコンパクトカメラと呼ばれるものは、センサーサイズも大きいですし、レンズも大きい傾向にあります。まあ、それなりにお値段は高いのですが、そういうものならホタルはそこそこ撮れると思います。あと、屋内での暗い場所での撮影もキレイに撮れることでしょう。

そんなこんなで、分かりにくかったと思いますが、ホタルのようなものを撮る時は、ケータイなどではまず無理ですので、センサーサイズの大きめのカメラでチャレンジしてみましょう!

ではでは。

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