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1 1月 2018

平成30年!浄土真宗 観勢寺の元旦行事にお参りしました♪

Author: もん太 | Filed under: 法話, 真宗十派, 親鸞会館

もん太@射水市民です。

あれよあれよという間に平成30年になってしまいました。

天皇が生前退位するということが何かとニュースになっていたかと思いますが、あと1年ちょっとで平成も終わりなんですねぇ〜。ついこの間、昭和から平成になったと思ったのに、なんだかんだと30年も経ってしまいました。次の元号が何になるか分かりませんが、そこまで生きていれば、昭和と平成とその次……と3つの元号を生きることになるんですね。なんか、凄く歳を取ったように思えます。

そんな年末年始ですが、無常は年末も年始も関係なく予告なく襲ってきますので、親鸞学徒は聞法です。

もん太は、何かと話題の上町にある浄土真宗 観勢寺さんに初詣してきましたよ!

観勢寺

元旦の観勢寺。屋根の雪は全部落ちていました

射水市から観勢寺への道中、いくつかの神社の前を通過してきましたが、雨の降る中でも、多くの人が初詣に来ていました。

ただ、浄土真宗を明らかにされた親鸞聖人は〝神信心〟を徹底的に破ってこられた方ですので、浄土真宗の私たちは神社に行くわけにはいかないわけで、一路、法が説かれる観勢寺へと向かうのでした。

……で、お参りの皆さんと一緒に親鸞聖人の正信偈で勤行。

正信偈の勤行

住職の導師で正信偈の勤行

やはり、お寺での勤行は引き締まりますね。

その後、布教使の浄西寿子先生より歎異抄についてお話がありました。

浄西寿子

布教使の浄西寿子先生より歎異抄についてお話

古典の名文としても知られる歎異抄ですが、かつてはその人気の歎異抄について解説した「歎異抄解説本」の新刊が毎年出版されていました。しかし、10年前の平成20年3月3日に高森顕徹先生が『歎異抄をひらく』を出版されると、パタッと出版されなくなりました。それから今年の3月3日で10年間もの間、新たな「歎異抄解説本」が出ていません。

その歎異抄の第2章について、当時の関東の同行たちが、命をかけて京都の親鸞聖人のところまで参った心について聞かせていただきました。

その後は、仏法の歌を集めて作られたカルタで楽しみました。

カルタ大会

寺内数カ所に分かれてカルタ大会をしました

お馴染みの親鸞聖人ご出家の時のお歌「明日ありと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」など、法味あふれる和歌のカルタで激戦が繰り広げられ、大いに盛り上がりました。グループによってはハイレベルな激しい取り合いが行われていました。

中には「歌は覚えているんだけど、札の文字が読めん……」という、老苦を訴える方も……。う〜ん、そればっかりは……ねぇ。いずれは、もん太も行く道なんでしょうね。

そんな壮絶なカルタバトルが終了した後は甘いものが食べたくなるものかと思いますが、住職さん手作りのぜんざいが振る舞われました。

ぜんざい

手作りのぜんざいや水ようかんで茶話会でした

他にも布教使の先生が手作りされた水ようかんも登場!毎年、作られているようで、これがまた甘すぎず、さっぱりしていて美味しかったんですよ〜♪

まあ、水ようかんは夏に食べるものと思っておられる方も多いかと思いますが、特に福井県では水ようかんは冬にコタツに入って食べるもののようです。観勢寺は富山県ですが、同じ北陸三県ということでご容赦願います。

そんな和気藹々と茶話会をしている中、先ほどの歎異抄のお話しに関しての質問が飛び出しました。

「歎異抄第2章に〝往生極楽の道〟とあるけど、さっきの話では〝往生極楽の道〟は〝阿弥陀仏の本願〟と説明してくださった。どうしてそうなるのか分からなくてねぇ〜」

なるほど!これは大切な質問ですね。歎異抄の第2章は、

おのおの十余ヶ国の境を越えて、身命を顧みずして訪ね来らしめたまう御志、ひとえに往生極楽の道を問い聞かんがためなり。

で始まっています。

関東の同行たちが、命の危険を顧みずに片道に1カ月近くかけて京都の親鸞聖人の所まで聞きに行ったのは「往生極楽の道」一つを聞くためでした。親鸞聖人が命をかけてまで聞かなければならないと教えられた「往生極楽の道」とは何かという質問ですから、本当にこれ以上大切な問題はないというくらい大切な問題です。

そのまま、和やかな雰囲気で講師の吉村甲子郎先生が答えてくださいました。

吉村甲子郎

茶話会の間には吉村甲子郎先生が質問に答えられました

他に参られた方々も一緒になって聞かせていただき、答えられると、それに対する質問がまた飛び出し、それに答えられると、また質問が飛び出す……といった具合に、これが本来の寺のあるべき姿と、もん太も嬉しく聞かせていただきました。

仏法讃嘆

次から次へと飛び出す質問に分かりやすく答えていただきました

間もなく行われる伏木の勝興寺の御満座では、夜を徹して法を語り合う「ご示談」というものがありましたが、今はなくなってしまいました。

世話役の方に聞いてみると、ご示談のなくなった理由は、表向きは平成の大改修で詰め所が確保できなくなったからと言っているが、実際は本山から勧学が来てくれなくなったから、ということでした。

勝興寺のご示談では、いろいろな浄土真宗の教義に関する質問が出され、それについて語り合うことがなされます。非常に素晴らしいご縁なのですが、その質問に答えられる真宗教学のプロである勧学が来てくれなくなった為、廃止されてしまったというのです。これは実に残念です。

その世話役の方のお話しによると、ご示談どころか、御満座の〝法話〟に近隣の布教使が来たがらない、という残念な実態もありました。勝興寺の御満座で法話に立つより、自坊の門徒まわりをした方が〝儲かる〟からだそうです。

かつては北陸一円に門徒がいた勝興寺でさえ、そういう状態ですから、真宗末寺の惨状はいうまでもありません。

しかし、廃寺寸前の状況から西本願寺から離脱し、浄土真宗の寺院の本来あるべき姿に立ち返った観勢寺では、このように法が語られています。その結果、新年の元旦から人が集まり、賑やかに寺のあるべき姿になっています。

最近では、近所の方もお参りに来られ、いろいろと助けていただくので感謝していると住職さん。

また、関西や北陸の真宗寺院からの相談も、ちらほらと来ているという話も聞きました。相談どころか、実際に観勢寺に視察に来られる住職さんもあるようです。しかも、そういう寺院が増加傾向ということに、もん太も驚かずにおれないのでした。

観勢寺さんは、いろいろと忙しくなると思うのですが、今年も悩める真宗寺院の為にも頑張っていただきたいと思うのでした。

ではでは。

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