もん太@射水市民です。
6月13日には、世界初がたくさん詰まった小惑星探査機「はやぶさ(MUSES-C)」が満身創痍の状態でありながらも、地球に帰還したということで大騒ぎでしたね。もん太的には、はやぶさがイトカワに到着した時に初めて知ったくらいですが、それからは無事に帰ってくるだろうかと結構気にしていたんですね。イトカワに到着してからトラブルが相次いで、交信ができなくなった時なんかは、「もう無理だな……」と思ったものの、気がついたら交信が回復しているし、イオンエンジンが4つのうち3つまでが故障となった暁には、「さすがにこの状態で姿勢制御しながら地球まで帰還は無理でしょ……」と絶望したものですが、なんやかんやと裏技の連続で最終的にはウーメラの砂漠の目標としている場所にピッタリとカプセルを落としてくれたんですね。すごい、すごすぎます!
こんなすごい探査機なのに、帰還予定前日に父やら周囲の人に話をしても「はやぶさが帰ってくる?電車のこと?」と言われてしまった。何のこっちゃと調べてみると、かつての寝台特急に「はやぶさ」ってのがあって、これから走る予定の東北新幹線にも「はやぶさ」っていう名前がついているんですね。う〜ん、皆さん、それぞれの業で聞いているんですね。
それはそうと、ぼろぼろの状態でありながら目的地の地球まで帰ってきた「はやぶさ」。もん太も、人生の目的である後生の一大事の解決まで、ずってでも這ってでも突き進みたいものです。
さて、はやぶさが小惑星イトカワまで約7年間の旅をしてきたわけですが、そういえばもん太も先月、北海道まで約7日間の旅をしてきたわけですね。もん太的には、結構な遠征です。
その時の導入を以前のブログに「一人旅で北海道ロケ2300km!」として書いていたわけですが、フェリーでの話で終わっていました。ちょっとだけ北の大地での話も書こうと思います。
5/13に新潟港を出て、5/14の早朝4:30に小樽港に到着。こんな早朝に到着するのは、トラック輸送の関係だそうですね。もん太的にもフェリーの中で酔い潰れていましたので、睡眠時間はばっちりでした。4:30から走り出せば、いい時間帯に目的地に到着できるわけです。
そして、小樽港から国道5号線やら道央自動車道を走って、八雲ICから国道277号と229号を突き進む。走っても走っても広大な大地。白樺の森が実に新鮮。そのうち、日本海側の乙部町の道の駅「ルート229元和台」に到着。それまでの道中は、曇っていて羊蹄山なんかも雲に隠れてしまっていたのですが、ここまで来ると青空が広がっていた。

乙部町の道の駅「ルート229元和台」からの風景
ここからの景色もなかなかGood!この調子なら、松前城やら五稜郭の桜なんかも綺麗なんじゃない?と期待しつつ、更に車を進めていく……が、江差町を過ぎた頃から、遠くの空がグレーなのに気づく。そのうち、フロントガラスに水滴が……。まずい、雨だ……。
案の定、松前城に着いた時には、結構な雨でした。

松前城に到着すると雨が迎えてくれたのさ……
まあ、傘を差しつつ拡散光での撮影を敢行。思ったように行動できずに、松前城とセットでの桜を撮るのは断念。北海道にはソメイヨシノよりもエゾヤマザクラが圧倒的な与党で、そればっかなのですが、松前城にはソメイヨシノは勿論、それ以外の色々な品種が揃っていて、快晴だったら文句なしだったのに……と思うのであった。
もん太は、モバイラーでもないので天気予報を見る術がない。仕方なく、富山の上司に電話で聞いてみると、
「んー、見事に松前だけ雨雲がかかっているねー。函館は晴れているみたいだよ」
……とのこと。
こうなったら函館に行って早いうちに五稜郭の桜を撮るしかあるめぇと早々に松前城を退散。五稜郭に向かう。
……が、もん太をロックオンしているのか、雨雲が追尾してきている。そして、遠路はるばる函館に到着したっていうのに空は曇り空。これももん太の業なのだろうか?
せめて、函館名物の函館山からの夜景を撮っておこうと早めに函館山の展望台に向かう。函館山の頂上へは夕方以降は車の乗り入れができないので、そうなると函館山ロープウェイのお世話になる。まあ、たまにはロープウェイにでも乗っておくか……。

函館山の展望台までロープウェイに乗る
間に支柱が一本もないので心配しながらも無事に頂上へ到着。夜景は完全に真っ暗になる直前に撮るのがベストと思うので、その微妙な時間帯を待つ。
まずは、到着した頃の函館市街。

18:20頃の函館山からの景色。まだまだ明るい……
雲の切れ間から夕日が射しているのが分かる。まだまだ夜景ではない。周囲にはまだ人も集まっていない。
これから約30分後、だんだんと人が集まってくる。ポジショニングはこれより前にやっておかねば写真なんて撮れないのだ。放送で、置き引きやスリの被害に気をつけましょうというのがしきりに流れている。財布をがっちりガード!

18:50頃になると外灯の明かりが分かるようになってきた
山の上ということもあってか、だんだんと寒くなってきた。薄着で来たことを後悔。外灯がちょこちょこと光ってきた。
そして、さらに30分後になると、毎度お馴染みの函館の100万ドルの夜景ができあがりだ!

19:20にもなると誰もが知る函館の夜景に……
う〜ん素晴らしいですね。携帯電話で撮影しようとしている人も多かったですが、せめてコンパクトデジカメくらいは用意しておかないと綺麗に撮れないと思います。上の写真で35mm換算で焦点距離24mmの広角側で撮っているので、コンパクトデジカメでもこれくらいの広さで撮ることはできないと思います。個人的にはAPS-C専用の焦点距離10-20mm(35mm換算で焦点距離15-30mm)を使おうと思ったのですが、車の中に置いてきてしまったので、この広さが限界。
まあ、そんなこんなで天候にあまり影響されない夜景撮りはできたということで、寒さに震えつつ帰りのロープウェイでマイカーに戻る。
かなり長時間、函館山の展望台で夜景を待っていたのだが、思い出したのがこの話。
名誉か利益を得るために動いている
〜宰相の名答にうなずく天子〜
中国の大河、長江を展望できる山上に王宮があった。
日々、何百艘の船が往来しているのが一望できる。
ある時、皇帝が側の宰相に尋ねた。
「一日にこの河を往来する船は、何百艘ぐらいと思うか」
宰相は即座に、こう答えている。
「はい天子様。二艘でございます」
「馬鹿者、おまえの目は節穴か。朕が現に見えるだけでも何百艘もあるのに二艘とはなにごとか」
「いいえ、名利の二艘でございます。多くの船が動いているように見えますが、名誉を得るためか、利益を得るために動いている以外にはございません。故に名利の二艘だと申しあげたのでございます」
皇帝は宰相の名答に深く首肯したという。
これだけの夜景を作り出す光も名利の2つしかないのだと痛感した。自分も反省してみれば名誉欲と利益欲に振り回されて毎日を過ごしている。どれだけ求めても満足しない、名利の2つ。死ぬまで求め続けて、求め切らずにこの世を去っていくと思うと何とむなしいことか。まさに、欲に殺されているのだ。
函館の人たちにも、人生の目的を知っていただき、100万ドルの夜景を作り出す光が、世界の光である親鸞聖人の教えという光でいっぱいになることを念ぜずにおれなかった。
ではでは。